四万十川に転落し、一命をとりとめた話
- 2019GW企画「四国一周サイクリングリベンジ」
こんにちはギルスパです。
伊吹山ヒルクライムが終わり、シーズンINしたところで、ゴールデンウィークが始まります。
今年は平成が終わり令和が始まるためかなーり長い連休になるので四国一周のリベンジをしようと思いました。
しかしこのツアーはとんでもないトラブルに見舞われて終了することになるのです。
- 0日目
仕事は4月最後までありました。GW前半は雨だったのでゆっくりして、5/1の夜に弟も車で香川県丸亀市に行くというので、一緒に連れて行ってもらいました。
装備は軽量で。
フロントバックにはモンベルのマット、輪行バッグ一式、財布と携帯電話
フレームバックはガストーチとガスボンベ日焼け止めなど
サドルバックはテントと着替え
自転車は13kgとカバンは3キロに収まりました
クルマは16:00出発、弟の運転はほとんどした道なので22:00に到着。
この日は一泊できるタイプのスーパー銭湯で泊まりました。
AM6:30
起床し、出発
超ロングなのでなるだけ回復走のようなパワーに制限して淡々と朝の高松市を走ります。
ほぼ3年前と同じ道順です。
お昼には鳴門につきまして、1stうどん。上手い!
その後はひたすら室戸岬を目指します。
AM15:00
細かいアップダウンが続くみちにはお遍路ローディーや同業者がたくさんいました。
が、さすがに丸亀市スタートなので、室戸岬まで行くとなるとざっと230キロなので日没までの時間が厳しく道の駅の近くの温泉に着いた時にはすでに19:00でした。
キャンプ場のような道の駅に着いたときは真っ暗でした。
20:00
「となりに設営していいですか?」
同じように自転車で旅してキャンプしている人が2人ほどおられました。
なんでこんなことしているのか?何が楽しいのか?旅って何だろう?
それぞれの考えを共有できるけっこう有意義な一晩を過ごせました。
それにしても微妙に頭が低くて寝れない…
夜中までごそごそ試行錯誤してようやく寝れました。
この日は246km走りました
AM6:00
それではお気をつけて
AM11:00
コインランドリーで洗濯しつつ昼前には高知市に突入。
2ndうどんは本州にもあるチェーン店
ところで脚を使いすぎたかもしれない。前半ほどオーバーペースよりは、前半ほどさぼったほうがいいかもしれない。
ということで山岳地帯の七戸峠をパスするために須崎市まで走って後は四万十市の中村まで輪行
前回の四国一周で走れなかった道を確実に走るため、完全な形ではないですが、輪行することにしました。
PM16:00
四万十市に到着。
「これが四万十川か…」
前回は真っ暗なうちにキャンプして、そのまま真っ暗なうちに出発したのでまともに四万十川を見れてない。これはこれで良い。
街にはお風呂と無料のキャンプ場があり、前回の時より明らかに立地条件の良いところを室戸岬で出会った方に教えてもらった。
以下がその様子。キャンプってイイ。非常にアウトドアを満喫できました。
- 3日目「四万十川転落事故発生」
前日の反省を生かしつつ、6:00までそれなりに寝れました。
この日も朝ごはんはカップラーメン
「沈下橋ってのが有名なんだっけ?」
そういって橋を渡ってみようとしたが、強風にあおられ案の定自転車ごと四万十川に転落しました。
「ヤバイ!」
それしか頭になかったのは確か。
橋の柱にしがみつつも、沈んでゆく自転車の回収を試みるが、水の流れは上から見た時とはまるで違う。当然裸眼では水中の視界はほぼゼロ。
「自転車の心配してる場合じゃない!俺が死ぬ!」
柱には漂流物の尖った木がたくさんあり、足場にはなるが、確実にケガをする。
「陸に戻らないと!」
必死で泳いだ。もう死んでもおかしくないけど何も考えずに泳いだ。
そこそこ水も飲んでしまった。
気が付くと足がついて一命をとりとめた。
「え?何が起こったん?マジなん?」
一瞬で自転車が消えて、手元にあるのはカバンのみ。奇跡的に携帯電話があったものの、財布は自転車とともに流された。
この時バックパックがなければ確実に死んでいた。というのも浮きの代わりになったから。
「生きてるだけでも良かった…のか?」
心の底から思いました。こんな漫画や映画でありそうな感想を
現場では早朝ということもあり、目撃者はゼロ。
全身濡れてて寒かったですが、日は出てて、風よけになるとこがあったので安全を確保しました。
「誰にどう助けを求めたらいいんだ?」
ここで、勉強になったのが110や119に電話をかけてもケガ人、事件性の緊急ではないので全く動いてくれないこと。
その後、家のものと連絡できたが、当然京都から車で回収なんてことは不可能。
最終的には地元の警察にお世話になった。
事故検証をして、例外的に帰りに必要な電車賃を警察に借りることができた。
※普通は身分を証明するものが必要。
「災難でしたね。毎年夏になると他府県から来た人が流されて水難事故とかあるんですよ。」
正直「心にポッカリと穴が開く」という状態だった。
劇場版蒼き鋼のアルペジオCadenzaで買ったお気に入りのイオナラバーストラップも財布と一緒に流されてしまった。
アニメ版みたく、愛は沈まないって浮上してくれよ…と嘆くことしかできなかった
特急で岡山まで、スマートイコカも手元にあったので、新幹線は乗れないけど在来線で京都まで帰った。
- 後日「ゼリウス発見」
寝ていた。何も考えたくなかった。すると電話が鳴りだした。
「もしもし、ギルスパですが(本名伏せ)」
「あ、ギルスパさんですか?地元の方がそれらしい自転車を引き上げたということで連絡しました。どうされます?」
「行きます!!」
昼前に京都から新幹線を使って四万十市まで。ついたのは18:00だった。
警察署で自転車を確認。正直泣きそうだった。
「ごめんなさい」
いくつかの持ち物は流されてしまった。でもフレームは無事だった。
貴重品も免許証や保険証、クレジットカードもあった。
ここでトラブル発生。スマホ動作しなくなる
何もしてないのに充電完了の緑ランプがついたまま。おそらく充電回路がやられている。
四国は俺をここまでタダじゃ返してくれないのな。
正直呆れました。
結局19:30の特急高知行きに乗りました。
で高知市の町に着いたのが21:30でこの日のうちに京都まで帰る電車はないのでビジネスホテルで泊まることにした。
キャンプや野宿以外の宿泊はかなり久しぶりだなw
正直快適過ぎました。
スマホはバッテリーを外したいが、外せないので冷蔵庫へ。
帰りの新幹線も予約はスマホが使えないので、ホテルのパソコンで何とかなりました
あと家のほうに連絡を。公衆電話をたぶん10年ぶりくらいに使って、駅にいてる人にジロジロ見られた。
「こっちには事情があるんだよ」
高知の街並みを散歩しつつラーメンを食べて歯を磨いて寝ました。
- GW最終日
5:00に起きて岡山行きの電車に乗った。
ツイッターには心配してくれる人、励ましてくれる人、自転車の復帰を共に喜んでくれる人、たくさんいました。気づけば3000リツイートされてました。
「もう四国には行かないほうが良いかもね」
岡山に着いた。ここから京都まで新幹線。「EX-IC」かっこいいぜ。
GW最後なんだから駅弁を買ってみた。
新幹線の車窓からは地元京都の練習コースである西山が見えた。
沈んだと思われたゼリウスでまた、あの山を登れる。うれしい限りでした。
京都に帰ってきて自転車を組む。「こっちも生きてるよ」と言わんばかりに進んでくれる。そのまま家まで走って帰った。
※最後に、命の危険も伴う事故だっただけにツイッターなど多くの方に心配やごめいわくをお掛けしました。
この場を借りてお詫びと感謝を申し上げます。
おかえり
伊吹山ドライブウェイヒルクライム2019参戦
こんにちは。ギルスパです。
パワートレーニングを使いこなせていないのの、今年も冬は可能な限り山を登りました。
毎年キャリアを重ねるたびに仕事の忙しさは増して、平日は全く練習でいない。
さらに土日でさえ疲れをとるためにしっかり寝てないと体は動いてくれず、満足にはしりこんだとはいいがたいですが…
何となく出力250Wが自分の中では最適パワーだと思うので、これを目安に、オーバーペースにならないように、モニタリングしながらレースに挑みました。
- 前日、会社のレクリエーションフットサル(お通夜モード)
またかよ!?
脚に疲れを貯めたくないのに…
お通夜モードで過ごしました。なんだかんだで周りからは
「若いからイケイケ!GOGO!!」
みたいに言われてました。
その後のフットサル成績発表+宴会はキャンセル
- 当日
天気予報が非常に怪しい。
その日は昼から雨の予報だったので雨の装備も積んでいきました
AM3:30起床→AM4:10出発
去年と同じパターンです。道は空いているので、琵琶湖の湖岸道路をひたすら米原まで進みます。
移動中、意外と晴れてました。
AM6:30駐車場への道に迷子になりつつ、到着。
受付と出場の準備をして暇だったので、歩きで近くのコンビニまで、ゴール後山頂で食べるスイーツを調達しました。
ウォーミングアップには今年もローラー台を持ってきました。
荷物預けからスタートまで意外と時間があり、冷えるので直前ギリギリのウォームアップをしました。
この日はスタート地点は去年ほど冷え込んでなかったので助かりました。
- レーススタート
20代の男子Bカテゴリは一般でもレベルが高いそうです。
まぁトップの方だけですが。
結構前のほうからスタートしましたが、いきなりヤバイペースで覚えている限り6人が飛び出す。
ここは初めの10分ほどは冷静に250Wから飛ばしても300Wのペースで走りました。
ここで良いペースの2人組が後方から追いついてきたのでついていきました。
…が、ジリジリと心肺、脚力ともに消耗していきペースを維持できなくなってきました。
前半7キロ地点で引き離されて孤立。
「自分の走りをしよう」
なるだけさぼらないように、なおかつ計器を頼りに全開でペダルを高ケイデンスで。
去年のゴール地点、駐車場が見えてきた。
ここからは走ったことない道ですが前方を見渡すと、
山のてっぺんが雲に覆われて、さらにその雲の早いこと!
「え?あの中突っ込むんw?」
さらに消耗してきてパワーでなくなってきましたが、できる限りのパワーで登り、ゴール。
最後まで孤立でした。
順位もおそらくイマイチなはずです。
- 下山
山頂は寒い!寒すぎる!
雪が残ってる。
予定通り、コンビニスイーツを食べましたが、ゆくっりしている余裕はなかったので、下山第1グループでソッコー下山しました。
するとコース中盤で雨が降ってきた。
まだオッサンのグループはレース中なのに、これは厳しい。
雨がだんだん強くなってきたのでコミュニケは確認せず、クルマに戻って、着替えたり撤収作業をしました。
リザルトとしては、男子B
51分12秒 17/173位
微妙!中途半端!
関ケ原せんべえを買って帰りました。
- 人類にはまだ早いラーメン
さて、レース後はやっぱりラーメンです。
テレビ番組で「県〇ショー」を見ていると、滋賀県のラーメンチェーン店「バリバリジョニー」を行きに発見していたので、IN
なんと替え玉が無制限で無料。
💀白いの全部背油です💀
これはヤバイ。こってり好きのギルスパでも気分悪くなるレベル
替え玉1頼んだものの、スープまでは飲みきれなかった。
胃もたれ必須。
今日も帰りは高速で帰りました。
おわり
ペダリングモニター導入しました
- 善は急げ
お久しぶりです。
表題の件は実のところ、前回ブログでアップした金沢へロングライドした時にはもう導入してまして。
ブログを書いている4月7日現在ではすでに使用後2か月です。
「十分に使い方がわかってきたぞ」と思ったんでここにまとめます。
ペダリングモニター購入にあたり、きっかけとしては年末に千葉県房総半島一周のツアーで出会った「MA→」さんのアドバイスがきっかけです。
自分にとってのシーズンインは4月中旬に開催される伊吹山ヒルクライムなのでそれまでは冬季トレーニングとして質を高めなければいけない。
なら、今すぐにでもヒントや自分が気づけていない弱点を克服するために買うべきだ。
そう思って1月末に商談→2月上旬に納品しました。
- で、使ってみてどうよ? 事実上「15万円のおにぎり」です。
右クランク側にはおにぎりがついて、左クランク側にはフリスクみたいなのがついてます。購入にあたり、クランクセットはメーカーであるパイオニアの工場へ送られるため、帰ってくるまでは別のクランクを用意したりセカンドバイクを用意したほうがいいと思います。
私はキャンペーンを利用したので「センサー左右セット」+「新型サイクルコンピューターSGX-CA600」+「WAHOOのスピードセンサーと心肺センサー」の全部入りセットを買いました。確か18万くらい…
ペダリングモニターはケイデンスセンサーを兼ねているのでほぼフレームはセンサーレスになりスッキリしました。
サイクルコンピューターの「SGX-CA600」はフルカラーの大画面で最初から地図データがインストールされています。
※パイオニアはカーナビも作ってましたね
実際に走行してみると左右それぞれの効率、パワー、比率など事細かくリアルタイムでチェックできます。
とある日のトレーニングを解析した結果です。
案外ペダリングの効率は悪いものです…
2枚目赤いベクトル矢印はパワーとして有効な線。青い線は「せっかく回しているのにジャマしている力の線」
引き足を使ってないどころか、無駄な力が入ってますね、ようは…
あと、左足にパワー効率ともに偏ってます。これも宿題。
パワートレーニングをするので「FTP」「TSS」「PWR」などここでチェックできます。それぞれの意味はまだしっかりと理解できていないので他の方のブログ等チェックしてください。
- 今のところの重視しているトコ
1:自分が出し続けられるパワーを知る
2ペダリング効率をなるだけ高い回し方を意識する
これらを峠など走っている最中にチェックすることで無意識で走っているうちのレベルを底上げさせることができるのでは?
と思ってトレーニングに取り組んでいます。
次回は多分、伊吹山ヒルクライム2019の結果報告になると思います。
それでは
京都から金沢へ[ロードオブホクリクライドEX]
- SUSHIが食べたい!
お久しぶりです。
2月はというと、仕事がますます忙しくなり土曜日にちょこちょこ職場に出ないといけない日が多くなってきたり、土曜日も半日寝込まないと疲れが取れなかったりしますが、生きてます(白目)
で、この時期はちょうど2年前、仕事の長期出張で金沢に滞在していた時期でもあります。2月が誕生日なので、家のものと近所のちょっと高めのお寿司屋さんに食べに行きました。
感想として「美味しいけど満足しない」
本場の味をDNAが覚えてしまったからだと思われます。これはイカン…
ということで、
予算¥10,000縛り。金沢へSHUSIを食べに行くロングライド!いきますか!!
1:現金¥10,000をおろす。
2:金沢→京都のサンダーバード切符を手配する
3:残った現金+もしものクレジットカードのみ財布に入れる
4:自宅からか金沢まで走る。
という段取りで遊んできました。
- 0日目
2/23日
ショーモナイ用務で半日サービス出勤。
その後、家で準備。夕方から仮眠開始。終わり
- ライド当日(敦賀まで)
AM1:00
起床。少しだけ眠い。体調は良いほう。
食べれるだけ食べて、いざ出発!
今回はライトほか多目的バッテリーに10000mAhのものを準備。最近安いですよね。
オーバーナイトロングライドとなるため焦らず安全第一でまずは滋賀県大津市まで。
空いてるお店は深夜営業のラーメン屋さんぐらいである。
ナイトライドは不思議なもので、知ってる道も知らない道も短く感じる。
AM4:00
あっという間に滋賀県高島市に着いた。ここまでで走行約60キロ
滋賀県の湖西方面は大きな市街地が少ないため24H営業のお店は貴重です。
高島市のマクドナルドへ補給しました。ここでチョコトラブル発生。
店員「いらしゃいませ。現在の時間グリルをメンテ中でしてハンバーガーなどのビーフを調理できませんのでご了承ください」
ギルスパ「????」
ギルスパ「イートインでエビフィレオLセットとチキンナゲットをお願いします」
深夜ライドでマックをガッツリ。上手いぜ!
でも正直ポテトが塩辛くて舌が少しヒリヒリした。福井県敦賀市までは少し峠があるので多めの補給です。
161号線でそのまま敦賀ー高島の峠へ突入。深夜でも意外と車両が通るため、後方尾灯には細心の注意を。あと、焦らずゆっくりのペースを心掛けて…
AM5:50
少し空が明るくなってきた。ここで峠を越えて福井県敦賀市へ突入!!
気温はマイナス2℃!!寒い。しかしながら下りに突入。
寒すぎるため、下った先の最寄りローソンにIN。
フロントバックにおにぎりが入っていたが、何故か凍ってなかった。
結局新しいおにぎりとあったかいお茶を買って、マックで補給してから40キロ程度で小補給した。
AM6:30
大好きな「きらめきみなと館」のモニュメントで記念撮影
ここからが今まで走ったことのない道。
本来の冒険です。ロードオブホクリクライド開始です。
ここからは福井県福井市を8号線で目指します。金沢までもほとんど8号線のプランです。
8号線と並行してる205号線で海を見ながら寄り道しました。
あ!福井県のトリ!君たち仲いいねぇ
AM9:00
越前市突入!
あんまり知らないけど、福井県の第二の市街地だそうです。
武雄トンネル。出口に向かって急降下する様子なのでアトラクションっぽい。
そのまま、海岸や山岳エリアを抜けると、8号線は一気に広がり北陸の道っぽくなってきました。
マクドナルドでがっつり補給した恩恵は非常に大きく、走行距離は150キロを超えてましたが、ハンガーノックはまだ来なかったです。
とは言えさすがにそろそろ休憩したい。
福井市に入ったあたりでテキトーにコンビニでパンとかアイスクリームを購入して休憩した。ここで気温は8℃。気温差がそこまで激しくなくて助かった。
おまけに風は弱く、走りやすかった。
ただ、市街地を国道シングルナンバーで抜けるため信号が非常に多く、ペースとしてはかなり落ちました。
AM11:41
石川県加賀市突入!!
帰ってきた!知ってる道がつながりました!ここまで走行約200キロ
ここで汗もそれなりに出てるので休憩がてら山城温泉へ。
心身がリフレッシュ(したような気がする…)¥500です。安い
ここで、職場用お土産を購入。8号線へ戻り金沢を目指す。
手取川を過ぎたら、もうかつてのホームのようなものです。
ここまで来たら2年前の金沢滞在時に作った思い出ばかりがフラッシュバックし感動した。
PM2:30
白山市にて2年前ウロウロしてた付近までやってきた。
その時もここの「もりもり寿司」を後輩君たちと一緒に食べた。
ここまで走行約250キロ。
ここでようやく本場のSUSHIが食べることができました。
俺はこのSUSHIの味を一生忘れられないだろう…
うますぎる。京都から250キロ走ってきて食べるのどぐろは脳ミソ無限大Xに美味しい。
PM5:30
お寿司屋さんを出て、どうするか悩んだ。
できればアニメ「花咲くいろは」の湯涌温泉に行ってから帰りたかったけど時間が微妙だったので、出張時代よく黄昏ていた北陸道の徳光SAに行くことにしました。
また連れて来てくれ
2年前もそう心の中でつぶやいたはず。
かつての下宿先の前を通りまた、この風景に出会えた。
正直ウルっと来た。
250キロオーバーナイトロングライドした後の温泉は格別です。
…で時間を確認すると
PM5:00
帰りの切符、サンダーバード40号:PM5:31分発
ヤバイ!
ここからは膝の違和感が少し前からあったが完全無視の自爆覚悟の超マジな走りにモードチェンジしました。
PM5:15
金沢駅にゴール。ツアー終了です。走行距離は260キロ。予算もほぼちょうどに収まりまり、京都から16時間と少しでした。
さらに駅ではツイッターで何度か連絡を取ってた「てっぺいさん」
@GEN_HTC_EVO
と初対面して少しの間、話をすることができました。
ホイールがライトウェイト+コンポがSRAM REDeTAP→ヤバ過ぎw
時間を作ってくれたことにこの場を借りて感謝申し上げます。
ところで時間がない。5分で輪行を準備してお土産屋さんへ…
長蛇の列+売り場が身動きできないほどの人…
「金沢ヤベェな」
テキトーに手元にあったものをババっと手に取ってレジに並びました。
実にサンダーバード出発5分前にホームに到着。本当は北陸新幹線E7/W7系を撮りたかったですが仕方ない。
さらば金沢。
また連れてきてくれ…
- まとめ
今回2年ぶりに金沢へ訪問することができた。
大目的である予算¥10,000でお寿司を食べる日帰りロングライドは達成できた。
単独でのオーバーナイトロングも初回ながら、まずまずである。
大きなケガやトラブルもなく一度は挫折したロングライドであるが、自分に合った走り方を理解できてきて今後の自信をつけられたと感じる。
※右ひざの裏に1週間程度続く違和感あり。2019/3/10現在復旧
今後については平成が終わる新元号に伴う超大型連休に向けてロングライドを実施する前提でフロントバックの更新などを検討する。
終わり
オーバーナイト初詣ライドfor伊勢神宮
新年明けましておめでとうございます。
ギルスパです。
2018走り納めとして千葉県房総半島一週がおわったら、早速初ライドです。
今回は三重県伊勢へ御伊勢参りしてきました。
日本人なら一度は行っておけと言われる日本における神宮の総本家といったところ。
大学時代のサイクリング部の先輩と行くことになった。実に6年ぶりである。
21:00に天王寺で待ち合わせ。京都から50キロ。
守口市あたりで雨がドンドコ降ってきた。
「しょっぱなから輪行しますかw」
「メンタル限界やねぇw」
とりあえず走ることにしました。
まずは国道25号線で奈良へ。
まだまだクルマが多い。
法隆寺付近でようやく雨が上がってきた。
あとは大和川をゆっくり走る(時速20キロ以内)
1月2日になって0:00
足が濡れて寒いのでコンビニに入りました。
カイロや補給食を買いました。
当たり前だけど、深夜までオープンしてるコンビニ、神です。先輩曰く中でもデイリーヤマザキが最も神々しいだとか…
1回目のコンビニから2回目のコンビニは奈良県を横断するように国道165号線をひたすら走る。だいたい平地で奈良県の真ん中は栄えた町。
三重県に突入する前後はそれなりの山に。
2:30三重県突入!
この辺りはもはや深夜テンションでグイグイ進む。
ロングライダー若い男、バカ2人がゲラゲラ笑って雑談しながら真夜中の山を走ります。
三重県にはいって山を一個越えるとちょっと栄えた町に来ました。
気温は0℃。寒いのでコンビニへ。
am3:00ここでガッツリ食べておく。
それにしても真冬夜中の山をを自転車走ってきてカップうどんは神です!はい勝利!!
ここから三重県の海側を目指しますが、なかなか遠い。400m級の山があるからだ。青山高原と言うらしいです。
ヨイショヨイショと登ると、次の瞬間自転車と自分の身体が斜め45度にローリングしていました。
防寒具は山盛り来ているのでケガは全くなかったですが地面がピンポイントで凍結していました(道路下に用水路+小さな滝が原因)
「凍ってる!?」
外気温も氷点下シビアなコンディションです。
ここを登ってると謎のオッサンが前を歩いていた
「????」
意味不明ですがひとまず無言で抜かして行く。
「とりあえず足は見えたな」
「ついに幽霊見えてしまったかと…」
年末年始はよくわからん。ここは標高300m一本道のど真ん中だぞ…?
さらにはギルスパのパワーユニットバッテリー切れ…6000mAhだけどライトの燃費が悪いためで今後は新装備の検討ありです。
峠を登りきるとトンネルでした。
暖かさを感じつつ凍結の可能性があるのでゆっくり確実に山を下ります。
下りが終わるといよいよ三重県伊勢市に突入。
am6:00時間的にも走行開始して9時間が経って眠さもピークになりました。
ここで神再臨!
イートインのコンビニで目をつむりながらおにぎりを食べて休憩しました。
am7:00すっかりあたりは明るくなりここでオーバーナイト!
伊勢神宮までは残り30キロですが、レーシングサドルでおしりの痛さもピークに。
30キロが長く感じました、日の出を見ると深夜テンションが戻ってきました。伊勢志摩方角に追い風となり勝利を確信。
ネックウォーマーをケツに入れて痛さ対策をしつつ、am8:30到着!
京都から天王寺経由で200キロでした。
あとは御伊勢参り。
お正月なだけあって人がとにかく並んでました。
今回は日本人なら一度はお参りするべき天照御大神
が祭られておる神宮を参拝することが目的なのでミッションコンプリーテッド!
赤福餅を食べたり松阪牛ラーメンを食べて五十鈴川駅から輪行してかえりました。
「また行きましょう」
6年ぶりに会ったわりにはドライな別れ挨拶になりましたが、京都方面と大阪方面の乗り換えで別れました。
終わり
2018走り納め[房総半島一周]
- 「そうだ、千葉県、行こう」
2018年走り納めということで千葉県房総半島一周行ってきました。
今回の旅の伏線としては
1:関東地方行ったことない
2:今年の4月に課長が千葉県から来たこと
などなど
東京駅まで行って房総半島を走ってもいいけど、都会のコンクリートジャングルを走りたくない。
新幹線で新横浜まで行く。横須賀から東京湾をまたいで千葉県上陸する過程で行こうと思った。
今回の目標は千葉県・茨城県の県境の「銚子」へ行く。
できれば大洗に行く。ガルパンの影響だ!
今回ももちろん基本的に寝泊まりはキャンプです。
- [1日目]
年末の帰省ラッシュなので指定席は…と思いきや前日のネット予約では奇跡的に最後尾席をGETできました。
米原や名古屋市内は雪で真っ白だった。東海道新幹線N700系には雪をガンガン走れる能力がないためゆっくり走行したり豊橋駅で除雪作業するために停車することになり結構遅れた。
新横浜についた。仕事の疲れはリセットできてないのか、いきなり寝てましたw
「まずは横須賀鎮守府を目指すぜ!」と気合を入れてスタートするも、開幕新横浜駅周辺で迷子になったw
横浜市街地の大通りを走って横須賀を目指す。都会のレベルが違うと感じました。
三浦半島を南に走り続けると小さな山が増えてきて横須賀っぽくなってくる。道路の標識も横須賀まで「何キロ」と書いてある。
道中何人かのロードバイク集団に抜かされた。バックパック無しなので三浦半島一周かな?
挨拶なかった…関東ではあまり自転車仲間に会釈する習慣は無いのかな?
あと道は結構広めで車の運転もそこまで荒くなくて意外と自転車も走りやすかったです。
横須賀鎮守府キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
かつて仲間たちと一緒に行った軍港巡りのポート!
舞鶴ではほぼ見れない潜水艦!!
そして奥のは183ということは「かが」!!!
また会ったな。自分にとっては時間がいくらあっても足りないかと。
イオナァァァー!!!
記念館三笠は本日お休み。
さてここに来たらお昼ご飯はカレーだ。
議論の余地はないと思うが…?ということで探しているとよさげなお店があったので入ってみました「ご当地グルメレストランLAUNA」
フハハハハハ。自転車で横須賀散策しつつ、カレーご馳走になって…
勝利!!
カレーは鶏肉や野菜が大きめでスパイスも柚子?のようなスパイスが効いて美味しかったです。
いつもそうだけど40ℓバックパックを持っていると「どこから来たの?」
という話を聞いて頂ける。
「京都から来ました。自転車で房総半島一周です。まぁ今日はまだ40キロしか走ってないんですけどね。」
「僕らからしたら40キロの時点でとんでもないですw」
そりゃそうだ。
なんでも普段の休日は人がすごく並ぶそうで。本当にタイミングが良かった。感謝です。
さらば横須賀。ここからは東京湾フェリーターミナルへ向かいます。
道中、富士山が横須賀の街並みとセットできれいに見ることができた。
横須賀から富士山を見ることができるとは思わなかったので驚いた。
すっかり白くなって富士山らしいと感じました。
フェリーターミナル到着。
船内に入ると 貴様はッ…!
ここで自転車で乗る仲間と会うことができた。埼玉県で実業団レーサーのSTRAVAでは「MA→」さん
今年の夏、事故って今回はリハビリのロングということでオール自走で房総半島一周だとか。やはり実業団ヤバイ。
船内では強くなるためのポイントやらをアドバイスして頂けました。
千葉県突入!!
ルートも同じなので一緒に走ることになったw
とはいえギルスパこと自分は真冬キャンピング重装備、引張りつつ、
ゆっくりナイトライドに突入しました。
なぜなら新幹線遅れたり迷子になったり、横須賀で観光しすぎたからw
最南端の南房総市付近で日没に。コンビニが一切ない区間が続きます。
ペースも落ちてくるし、走る方角が北方向になるにつれ風がどんどん強くなる「ヤバイ」
何とかコンビニについてここでしっかりめに補給と晩御飯+朝ごはんを買いました。
その後もナイトライドは続きます…
何とか鴨川市へ。
ここでお風呂と思わしき旅館に着いた。日帰り入浴OKなので寄ってみたが、誰もいない…
と、おばさん2人。もうお風呂終わったらしい。
あとは紳士なおじさん1人+ジャージのオッサン
どういう状況だ?マジでわからん
のちに分かったことは
ジャージのオッサン→民宿の主
紳士のおじさん→ヨットで冒険中の人
現在お風呂には中年夫婦で入浴中なので終わったらギルスパと紳士のおじさんで入ってね。ということ。
めちゃくちゃだ。でもヨット乗りのおじさんとヨット界のお話を聞くことができてよかった。
ヤッパリ旅は知らない世界の事聞けたりローカルな事を聞けるので楽しい
「どうぞお気を付けて」
その後、近くの砂浜に行って1日目のキャンプを設営した。
この日の日没から夜明けまでの千葉県鴨川市の気温は3.5℃
装備は十分な寒さ対策をしたので問題なし。
しかしながら砂浜は意外と傾斜が付いて身体がズレます。
最も問題なのは風が強く、突風レベルでテントの通気口から砂が入ること。これは次回以降改善と対策をしたところです。
1日目は146キロ、662m上昇でした。
最終兵器睡眠薬を飲んでおやすみなさい。
- [2日目]
AM5:00に解除し忘れていたアラームで起床。千葉県房総半島の夜明けだ。プラスアルファの要素として考えていた茨城県大洗市に向かうことは夜間の気温が氷点下になるため断念。またアキレス腱のケガも怖いです。
身体の体調はGOOD.ただ、荷物が多いので肩がしんどい。
これは単純にトレーニング不足ですw
この日は銚子を最終目的地として勝浦、九十九里浜を駆け抜けてゆく。
二日目は走りに専念します。ある程度脚のエンジンがかかりやすい。
あっという間に勝浦についた。
有名らしい?鴨川シーワールド
まぁほぼ平坦ですけど、今回は重装備なんで感覚的には…
広い!これを見に来た。
この時期でもサーフィンしてる人がいる…強い!
そして蒼い水平線がイイ
この日は風向きが相変わらず向かい風ですが、千葉県は北上するにつれて東向きになる。さらに風向き自体が北から西に変わってきました。
長い九十九里が終わりつつある。昨日と午前中は抵抗だった向かい風はギルスパの味方になってきた。
巡航速度は25km/hから35km/hが可能に。
かなり房総半島の東に来た。長く伸びる砂浜は水平線と融合するくらい先まで伸びている。これを全部走ってきたと思うと達成感があります。
絶対、元コンビニw
草原がひたすら広がる道を過ぎると…
海の上に風車が。ンでから今回のファイナルディスティネーション犬吠埼灯台に到着。海鮮丼食べて京都に帰ろう。重装備で向かい風120キロ走った後に食べる海鮮丼は神!勝利!!
5キロほど走ると銚子駅に到着しました。
これにてツアー終了…
東京行の特急しおさいが10分後に出発。ヤバイ!
これを逃すと次は2時間後で東京に18:00着。これはまずいので。逃してはならない。
経験と練習を重ねた輪行スキルをここで発揮しました。
7分で荷造り、さすがに荒いけど。
2日目は128キロで602m上昇でした。
合計で 274キロで1200mの上昇。装備や向かい風がなければ何てことないですが、実に濃密なサイクリングでした。
あっ!スカイツリー!肉眼では初めて見た。
あっ!!E5はやぶさ!!これも肉眼では初めて見た。
のんきに写真撮ってますが、東京駅に着いたとたん年末帰省ラッシュでとんでもない人でした。
この時期に駅に着いてから新幹線の切符を買おうとする人
改札ピンポーンな人
なぜか止まっているエスカレーター。
これが日本の中心…ここでは働きたくないと感じた…感じてしまった。
- まとめ
今回は冬キャンプサイクリングを行うにあたって今までのノウハウを結集させた。冬に強風の中で過ごすことができた。
今回もいろんな出会いがあった。
日本はどこ行ってもオッサンは大体同じなのかな?とも感じました。
時間があれば銚子の観光をもう少ししたかったけど今回はしっかり房総半島の景色、風、おいしいものを全身の毛穴で受け止められたので良いとしたいと思います。
おわり