2017初走りオーバーナイトビワイチwith白髭神社初日の出

  • 2016年末年始帰省

2016年12月28日に長期出張中の金沢における年内の仕事が終了し、実家の京都に帰省しました。

翌日、ギルスパはお昼の13:00から本来の勤務先の納会があるにもかかわらず…

「やっぱホームのサイクリングはさいこーだぜw」

とか叫びつつ、宇治川浜大津→山科→京都の75キロコースをサイクリングを実施。

で、その後「まずった。時間がねぇ」というわけで会社の納会にぎりぎりセーフ。

納会は新大阪のホテルのホール貸し切りによるビールパーティー。

中間報告ということでみんなの前でビシッっとしゃべることができた。

その後、ウエパー梅田店に行ったり、終電までバーや居酒屋を5店回ったりと2016年最後に職場の仲間達と、とても楽しい時間を過ごしたわけです。

 

これで本当に満足か…?

何度も脳裏に浮かぶ、そのワードの訳は2015/12/29にアキレス腱損傷によりリタイアした四国一周自転車旅。

その続きをするのか?他に満足できるようなロングライドツアーをしなくてもいいのか?「それ」抜きでは2016年を終わらせるのは名残惜しいと思ったからです。

 

とはいえ、長期出張にて一時帰省中であることから、銀行、散髪、挨拶、定期の払い戻し、とやることが非常に多く、四国一周のコンテニューは叶わなかった。

 

  • 2017初走り企画

12月30日、友人に北陸のお土産を渡したり、ゲーセンでガンスリンガーストラトス3をプレイしたりと、遊びほうけていた。

帰宅後、アパートにはないウィンターシーズンの魔物「こたつ」でゴロゴロとSNSを閲覧していると、「近畿一周」「東京→大阪キャノンボール」「大阪→岐阜帰省ロングライド」と皆さん、楽しそうなサイクリングを検討されているみたいで、今からでも自分も何か自転車旅できないかと考えた。

…で、いいことを思いついた。

それは初日の出を特別な場所から見ること。

パパっと近畿県内で初日の出スポットを検索すると、滋賀県白鬚神社が良いらしい。

そこはビワイチをするとき必ず通過するところであり、反時計周り浜大津から140キロの地点、そして日の出時刻は7:00.

 

これならいける!

 

思いついたツアー内容は以下の通り

2016/12/31の23:30に出発。オーバーナイトによるビワイチを実施。

2017/1/1の7:00までに白鬚人社に到着。初日の出を見る。

その後京都に帰る。

 

オーバーナイトはしたことがないから経験のためにもなって一石二鳥だぜ

と思い、やる気満々になってました。

…この時はまさかのシビアコンディションであることも知らずに。

 

  • 初走りビワイチオーバーナイトwith白鬚神社初日の出ライド

予定通り出発、年末は寒い。一年前の四国を思い出すぜ。

というのもあっという間で、走り出すとすぐに温まります。

五条坂付近では除夜の鐘を聞こうと大勢の観光客が清水寺に集まっていました。

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※道から見た清水寺のどっか

その後、浜大津の手前の坂道で0:00を迎えて、2017年突入。

あっという間に琵琶湖大橋まで到着。当たり前だが道には誰もいない、クルマもほぼ通らない。

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※左に見えるのが琵琶湖大橋

 

琵琶湖大橋付近のコンビニで休憩、自前のおにぎりを食べておく。

てゆーか…変なヤツ、訳ありっぽいヤツしかコンビニにいねぇw

琵琶湖大橋を後にして琵琶湖の北を目指す。

 

時速30キロ前後と順調なペースで琵琶湖の道を走行していたが、近江八幡市の突入したあたりでいきなり路面がウェットになる。

その後、嫌な予感が確信に変わる

「まずい…?雨だ」

北に行くほど雨がきつくなり、カッパを持っていなかった為、体温を徐々にうばわれます。「とにかく止まらすに走り続け心筋代謝で体温をキープしないと…」と一瞬引き返そうかと考えていた次の瞬間…

水たまりに隠れていたアスファルト段差にとられて落車しました。

バイクはブラケットがズレた以外は無事。ヒザは分厚いウィンタータイツのおかげで擦り傷で済んだ。

 

※この時はずしていたグローブ紛失+タイツが破れてしまう

 

動揺しつつも目的を達成するために走り続けるが、落車が原因と思われるタイヤのサイドウォールの傷が原因となり米原市付近でパンク。

引き返すことに。この時点で家を出発して88キロ。

なぜかこの日に限ってパンク修理キットなし、予備チューブなし、輪行袋無し、時刻は3:30.絶望的。

 

2時間かけてリアタイヤパンクしながら50キロ走って琵琶湖大橋に。

ここで地図を開くと白鬚神社までは22キロ、ここまでパンクしながら走ってきた速さは時速25キロ。

 

行くかぁ?

どうしようか迷ってると、キャノンデールに乗ったサイクリストが白鬚神社方面に走っていくのを発見。

自分だけじゃなかった。まだだれか通るかもしれない…!

パンクしてもビワイチできなくても初日の出を見れたら丸儲けじゃないか!

 

なぜかあっさりさっきのキャノンデールに乗ったサイクリストに追いつき、しゃべりかける。彼の名前はツイッター上で「雨太郎」さん。

なんと彼も自分と同じで初日の出を見るために白髭神社を目指していたとのことで、一緒に行くことに。

 

ギリギリ白鬚神社到着。止まると寒く、準備しておいた毛布が役に立つ。

ものすごい数の車が路駐してあり、コンビニ、私有地関係なく駐車し、大型車両が立ち往生しているとんでもない光景でした

「混むに決まってんだろw」

バイオエンジンで走る自転車は大勝利でした。

 

琵琶湖に浮かぶ鳥居と残念ながら曇ってる夜明け前の空が非日常的で素晴らしい。

初日の出時刻までにいろいろと写真をパシャパシャ

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そして曇りつつも初日の出は見ることができるのか!?

 

見えませんでしたw

 

実は「雨太郎」さんはカメラマンが本業らしく、ペンタックスのドデカいカメラをお持ちで、後に送ってもらった写真はさすがにキレイでした。

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※ほぼ同時刻に撮影された写真。写り方違いすぎだろ…

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おそらく日の出後。2017の夜明け。京都へ帰ろう。

 

その後、「雨太郎」さんに予備のチューブを分けてもらい、応急処置をして浜大津を目指します。

だいたいチューブを分けてもらった場合は¥1000払うのが相場だと思ったのですが、

「今後困ってる人がいたら同じように助けてあげてください」とのこと。

やっぱり自転車乗ってる人って良い人多い。自分も初心に戻ってパンク対策して、困ってる人がいたら助けてあげようと決心しました。

その後は睡魔、落車のダメージ、100キロに及ぶパンク走行による筋肉痛等ボロボロになりつつも浜大津に到着。

 

ここで、雨太郎さんと別行動。

 

「チューブ本当にありがとうございました」

 

そう言って実家を目指します。

帰りは初詣など大渋滞でした。

  • あけましておめでとうございます

家に戻ると、

「おばあちゃん家行くで」

と母親に言われて、買い物を手伝うことに。

なんと、じいちゃんがもって帰れないのに朝から家電屋さんに並んで灯油ストーブを¥3000で買ったとか。

それで運んで欲しいとか。

 

「まぁいいや」といって飲み食いだらけのお正月が始まるのでした。

 

 

サイクリストの初心、パンク対処を忘れていたことで思わぬピンチに陥ったサイクリングになってしまった。

ビワイチできなかった、

雨にあった、

落車した、おまけに手袋も落とした、

でもかけがえのない仲間と出会えた。

そして何より運動した後のご飯はおいしい。

 

まぁそんなことで、2017年のスタートでした。

※以下帰り道の雨上がりの時の写真

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