Mt,富士ヒルクライム2021参戦

回復の見込みがあったので、3年ぶりとなる富士ヒルクライムに参戦を決めました。
目標はもちろんゴールドリング。
パワーメーターを導入してから初めてとなるヒルクライムと言うこともありいろんな意味で力試しに参戦しました。

前回同様に結果を先に発表すると、
ゴールドリング獲得ならず。
タイムは自己ベストの1時間07分14秒
年齢別カテゴリーは41位でした。

自己目標に届かなかった事は残念ですが、少しだけ成長していると実感できました。
2年ぶりのレースという事で久しぶりにゾクゾクする体感ができた事。
それと、新型肺炎の流行の中こういった大会を開催して機会を作ってくれた運営に感謝です。

レース前一週間
フツーに腰が痛かったです。ストレッチを積極的に行ったのでかなりマシですが、ギリギリ傷めない程度にローラー台を回しました。
木曜日→30分ビルドアップ走
金曜日→20分間MMP
と言った感じです。

それ以前は平日の朝5:30起き21:00帰宅の生活が続くので月〜金で1回でもローラー台を回せれば良いほうでした。

体重は47kgまで絞った事もあり20分間パワーはむしろ220Wまで下がった中での富士ヒルの挑戦となりました。

  • 1日目

仕事の疲れは確実に残ってるので受付日の土曜日はゆっくりと7:30まで寝てました。
久しぶりのレースでロードシューズを忘れかけて焦るものの、9:00に出発。
昼ご飯はドライブ中にパン1個のみ。
理由は前日の昼食はレース時刻にまだお腹の中に残りウエイトになるからです。

クルマの運転も2ヶ月ぶりでしたが問題なく山梨県までの400キロドライブしました。
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参加者数が少ないのか目立った混雑はなく受付完了しました。
ただ、今回は五合目行荷物が先日預けのみでしたので、必要最低限の着替や防寒具だけを預けました。

晩御飯はラーメンと餃子。なんか入ったお店がお酒提供するわ、客はグループでドンチャン騒ぎだわで大丈夫か?オイ と思いました。

お風呂はいつもの河口湖の温泉へ。
消毒と検温は当り前ですが、代表者名と住所を記入せよと求められた。
一瞬テキトーな、山梨県の住所書こうと思いましたがすぐに対応できなかったので正直に京都の住所を記入。
で、提出したら「コイツ、マジか」みたいな目で見られて少し間が空きましたが、なんなく入浴。
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河口湖からは夕日でてっぺんだけ赤い富士山が見えました

宿泊も旅館が空いてないと思いこんでたため、野宿。
今回は暴走族みたいなのが出てくるイベントは無く、ある程度集中して仮眠が取れました。

  • 2日目レース当日

ところが、朝の4:00すぎに通り雨が降ってきて、寝袋とマットを撤収。
運転席で仮眠しようとも思いましたが、会場の駐車場はオープンしているので早めに移動しました。

ここで唯一の忘れ物に気が付きます。
ウォーミングアップのために持ってきたローラー台用のクイック。
…が、会場周辺は坂ばかりなので問題なくウオーミングアップできました。

前回の反省を活かしてドリンクにCCDドリンク(粉2袋分の2倍濃縮)をセット。
クルマのキーと携帯電話のみ携行。
直前までヤッケを着用しました。
自転車に新たなカーボンホイールを装着して、最終確認。
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最後に気合をいれてレッドブルを一気飲みしました。
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スタートは第5ウェーブ。
ゴールド目標のペースの選手がいると思いきや、全員いきなり遅い。
ほとんど単独でのレースとなりました。
途中、ついてくる人もいましたが3分以内にいなくなるので風が強いときはペースを上げられない展開がひたすら続きました。

途中、同じフレームの篠さんグループがトレインを組んでましたがあまりペースが早くなかったので追い越し。
「あ、同じフレーム!」と声をかけてくれた。

後半にようやく実力が同等な4人グループに追いつきましたが、コレもスプリント区間で追い越し。

標高も2000mを超えてくるレース終盤ではパワーがだんだん落ちてきて、長時間全力の練習が足りてないのがモロにでできました。

また、この日はかなり涼しく(てか寒いぐらいで)ドリンクは半分の250ccくらいしか必要なく、途中で流して軽量化。
ラストの平均区間直前で4人グループが自分に追いついた。ここで、先頭の方にトレインに誘われ断る理由は無く合流。
1分間トレインで引っ張ってもらい、時速49.7km/hまで超加速。
2人目先頭車両はいきなり自分。1分ほど全力で引っ張る。…がそのあとついていけない。もう完全にパワー切れでした。
その時点で手元のタイマーは目標の65分は経過して、70分に差し掛かろうかとしていました。
気持ちが折れそうになるものの、気合入れて丸坊主にしたこともあり最後までMAXでペダルを回してゴール。

集団でトレインを組んでくれた方に「ありがとございました」を言った後、一気にダウン。
お尻が痛い…
走っているときはアドレナリンがドバドバ出て痛くも気にもならなかったのですが、気を抜いた瞬間サドルに座れないくらいお尻の筋肉にダメージがあったようです。
もっと休むダンシングを取り入れないといけないとも感じました。
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富士山五合目の山小屋は開店していましたが、気温は8℃、風速10m/sしかもゴール直後に雨が降ってきました。
コロナ禍の対応としては勿体ないですが、長居は不要と判断してすぐに下山しました。

下山中はとってもハード。なぜなら、お尻が尋常じゃなく痛いから。
第6~第9ウェーブに人が全力で登る姿を下山しながら見届ける、届かなくてもいいから応援しました。

今回の富士ヒルクライムは選抜選手以外の表彰式やフィニッシャーリングの贈呈は行われないので早めに撤収しました。
さらば2021年の富士山。いつか本当に登山でてっぺんに登りたい。そう思いました。
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ゴールドはとれませんでしたが頑張ってベストタイムが出たので帰りに新東名浜松SAでうな丼を食べました。
正式リザルトが出ていて、タイム1時間07分14秒で20代カテゴリ41位でした。

前回2019の富士ヒルクライムではゴールドまで4分近く縮める必要があり、ここからの4分はブロンズ帯の4分と比べ物にならないくらいキツイと認識していましたが、改めてキツイと実感しました。
来年からは30代のカテゴリーで参戦です。
まだ若いとはいえ、ゴールドを取れるかどうかはきわどくなってくるかもしれません。
さらに言えば仕事が忙しい事もあり練習できない環境は今後変わらないと思いますが、夢は追い続けようと思います。

おわり