2018GW旅行企画[伊豆半島一周]
- 静岡県ってどんなトコ?
半島一周にハマっている。
静岡県は東京へクルマで行くとき、SAで休憩する以外は行ったことないので一度行ってみようと考えた。
今回は伊豆半島一周にチャレンジしてみようと思いました。野宿で。
大型連休なんかは何とか電車に乗れても宿泊はどこもいっぱいなので、それじゃ初めからキャンプでサイクリングを計画して、どっか半島一周行けば良いじゃねいか?新幹線旅もできる。
- GW突入、伊豆半島調べ
伊豆半島ってどんなトコだ?ということで連休の前半は雨なのでその間調べをしました。
伊豆半島とは静岡県の東のほうで南にのびてるヤツ。それは知ってる。
走行するための情報としては一周約200kmアップダウンがキツいらしい。
クライマーをなめんじゃねーよ。上等だと気合を入れてました。
あとは寄り道したりおいしいもの。
「あまんちゅ」がヒットした。ARIAは大好きで、これも同じ作者のものだ。
連休前半雨降ってるので全巻レンタルしてみた。
おいしいものとしては海鮮丼とのこと。でも魚介類ってたくさん食べたら消化が遅くてロングライドにはしんどいんだよな…かと言ってどこでも買えるコンビニのご飯は残念だしな。その時考えよう。
- 1日目
2018.5.4AM6:30
東海道新幹線で京都駅から熱海まで。今回はスマートEXを使ってみた。通勤と同じようにイコカで新幹線に乗れる。非常に便利だ。もうみどりの窓口には頼らなくてもいい。
「N700A!」ヤッパリ新幹線はカッコいい!
静岡までひかり。そこからはこだま。東海道でのぞみ以外ははじめてだったりする。
熱海駅についたらけっこう輪行バッグで自転車を持った人がいてた。
ただ、キャンプ装備のバカは自分しかいてませんでしたw(実際走行中にもほとんどの人は宿泊程度の装備)
AM10:00
準備完了。駅降りた最初の瞬間から風がヤバイ。
今年もGWに始めちまったぜ。ノープラン低予算
伊豆半島一周サイクリングスタート。
熱海は都会です。人もクルマも多いし、関東のリゾートっぽい感じです。
それにしても海が青いし山の起伏が激しい。
したがって短い登りが連発しながら進むため軽いギアで無理せずゆっくり走りました。
まずデカい道の駅マリンタウンにやってきた。
「あまんちゅ」で登場したクッキーシューを食べに来た。
この時、出発して20キロぐらいしか走っていないのでコーヒーでも飲みながら3個だけ食べた。ただ、クッキーシュースゲー美味しいけどあまんちゅの面影1ミリもなくて、オタクかバイクパッキングガチ勢か属性不明の自分が入店したら変な空気になって気まずかったw
温泉は好きですが足湯は嫌いです。あれ結構汚いです…
フツーにきれいな海岸線を激向かい風の中を進んで、伊東駅にやってきた。
ここは劇中によく出てきた駅だ。ただここもあまんちゅの面影はなく、ラッピングされていたらしいバスも通常モードだった、残念。
次に大通りの135号線を逸れて汐吹公園と城ヶ崎海岸に向かった。
嫌らしいことに登坂はいちいち勾配がいい感じにキツイ。リアスプロケット25tでは荷物があるとしんどい。それはこの先の伊豆半島全体で共通することなので1:1に近いギアは欲しいところ。
とりあえずインパクトがなさ過ぎて汐吹公園を通過してしまった。引き返して展望台に上ったがなぜか誰もいなかった。みんな海岸をうろうろしているらしい。
ところで海がキレイで富士山も見えて文句なしの風景を見ることができた。
伊豆半島、やるな…
汐吹公園は劇中では海の家(実際はない)があることになっている。確かに大通りから離れているので静かでいいとこだった。
次に城ヶ崎海岸に向かった。
ここは14話で中学時代の友人を案内していたとこ。断崖絶壁をつり橋から見下ろせる。
PM1:00
ざっと伊豆半島一周で見ることができたあまんちゅのロケ地巡りは終了。城ヶ崎海岸を後にして南に進んでいく。時間的にも走行距離的にもおなかが空いてきたのでお昼にしようと考えながら伊東市と下田市の境界付近を走っていた。
「やっぱりここは並ぶの覚悟で海鮮丼か?」
「でもお店が多いところを見ると偽物っぽいとこに入ったら残念だしな…」
あーだこーだ考えてると一軒のバーガーショップを発見。
直感で「ええとこ」と分かったので入ってみた。なぜか客がほとんどいない。
伊豆猪を使ったsisiバーガーセット¥1800
食材ほとんど伊豆地方の地産地消。注文してから全部ハンドメイド。
フツーにマックに行けばMセット2人分+サイドを買える値段。
でもそれ以上の価値あるサンドイッチでした。
PM4:00
さらに南下してペリーが来航したと言われている下田市の港までやってきた。
相変わらず道中はアップダウンが激しいものの、海がキレイだ。
一度コンビニで休憩をはさんで、1日目の入浴やキャンプを考えた。
しかしここまでくると選択肢的に「由比ヶ浜温泉」というところでお風呂に入ってその後岬にある道の駅でキャンプするしか手段がなかった←(待ってました)
下田市弓ヶ浜温泉は意外と人が多く、銭湯で待ち時間が発生していた。トラブル回避の対応が素晴らしいとはいえ、このようなケースは初めてだ。(¥400→安い)
キャンプ時の夕飯と朝ごはんをコンビニで買っていく。幸い品ぞろえはよく、他観光客に買い占められるようなことはなかった。和歌山県串本は酷かったので…
その後、半島を折り返すように南の最先端目指すものの、クルマの交通量はほとんどゼロになっていた。
確かに伊豆半島は東側は栄えてて、交通量が多めであると聞いていたが、ここまで極端に減るとは思わなかった。
PM6:00
その後ぐいぐいと高度を上げるように岬に近づいていくと風がトップレベルに強くなってきた。でこの日の野宿場に到着。
伊豆半島のほぼ最南端で夕日をじっくり見ることができた。
次の日の朝日は…反対側だからダメか
道の駅ではないけど、トイレと自販機がある。
問題は風。テントが飛ばされるので背の低い草木に沿わしてテントを設営することにした。
野宿キター(^O^)
この日の夕ご飯はカレーめん、ごはん+ハンバーグ、あとは焼酎のファンタ割。
全部お湯さえあれば食べられる。スーパーなどでもっとデカいハンバーグが食べたかったが、コンビニには限界がある。できればご飯も炊飯するスキルを身に着けたい。
でも洗うための荷物も増えるので自転車では厳しい。
ゆるキャン△のサントラかけて雰囲気出してアゲていきました。
脚はまだまだ大丈夫そうだ。ゆっくり走ることと、何よりヒルクライムにフォーカスした日ごろのトレーニングが大きいようだ。
1日目は110km走りました。消灯。
- 夜中の出来事
大抵こういった自分が目をつける野宿できそうな場所には大型連休、車中泊するバカや野宿するツーリングのバカや自分と同じ属性の自転車のバカが泊まりに来るが、この日は車中泊(かなーり慣れてそう)×1台+50㏄原チャリ(こちらもたぶん野宿マスター)だけだった。
それにしても寒い!ギリギリ寝れるレベルで寒い。寒さの原因は気温ではなく、風
しかも何回かブッ飛ばされそうになるレベル!
春は寒暖の差が激しい。なので今回はユニクロのライトダウンベスト+パールイズミのウィンドブレーカージャケットを着込んだ上に毛布を持ってきた。
でも微妙に寒い。
夜中にはクルマで訪れるバカが何人かいた。すぐどこかへ行ってしまった。
仮眠レベルの睡眠で4:00まで耐えたら自然と意識が飛んで6:00ごろまで寝てました。
- 2日目
AM6:30
なんとかダルさを感じない程度に寝れて起床。
クルマ(パジェロミニ)の一夜過ごした者同士会釈。
テントを撤収し、出発。自転車にゴミがぶらさっがってますが、ポイ捨てとかその辺の施設に置いていくなどサイクリスト失格。絶対に許されない。そのままGO
二日目は観光や寄り道をあまりせず走りや風土を感じとることにフォーカスしようと思う。
はいえ登りがしんどい。脚の疲れはほとんど感じないけど精神的によるものが大きい。寒いので着込んでた防寒具は登りが始まるとすぐに収納することになった。
もう自然いっぱいすぎて満腹です…(幸せという意味で)
AM9:30
30キロほど走るとようやくコンビニやスーパーがある松崎という街にやってきた。
朝はおにぎりを3個食べたが、当然足りないのでコーヒーとパンを食べて補給する。
スーパーのキャッチコピー「ないものはない」
40キロぐらい何もないところにスーパーがあったらそりゃ感覚的にはなんでもあるわなw
伊豆半島の西側は東側とのギャップが激しく、想像以上に固形物を補給できるとこが少ない。真夏は要注意。特に長距離を走り慣れていない人には細心の注意が必要な甘くないコースであることを実感した。
AM10:00
だんだん気温も上昇してきて汗で少しだけ気分悪くなったり心肺も疲労を感じてきたので朝風呂をしようと思った。
せっかく温泉が盛んな地域のサイクリングなのだから入らないともったいない。
伊豆市に突入して土肥金山という地域にやってきた。
ここも温泉が盛んな街で¥500で入れる天然温泉があったので入ることにした。
15分ほどOPENまで時間があったので旅も後半ということもあり、バックパックに入る程度でお土産を購入。
AM11:00
アンダーウェアを着替えして心身がリフレッシュ…したつもりだったが、ここから沼津市へ突入するための峠×2にて緊急事態発生。
右アキレス腱に違和感が。イエローシグナルといったところだろうか。
「またお前か」
左:右の力の入れ方を8:2ぐらいに意識して無理やり峠を越えることができた。
イヤー静岡県ナメてましたわ…絶景だ
アキレス腱のダメージは気になるけど、ここまでくれば駿河湾+富士山という風景を見ることができる。
ハードだけど絶景。それが伊豆半島なんじゃないかな?と感じた。
PM14:00
沼津市の町にやってきた。もうほとんど登りはない。大きめの港町やビーチが増えてきた。
このまま進めば市街地に突入して東海道新幹線に乗ることができる。近いところで三島駅がゴールとしたい。
ところで松崎という街で補給してから固形物無しで走り続けて、結構おなかが空いた。
「今度こそ海鮮丼いくか?」
など考えながら走っているといい感じの海の家があった。
ここにしよう。この時、疲労もあって判断力、集中力が低下していたことは間違いない。というのも…
入ってみるとアニメ「ラブライブ」のファンだらけだったw
のちの調べではちゃんとした海の家だけど沼津市全体的にラブライブとのコラボが盛んにおこなわれている模様。
この日GWなので家族連れのお客さんもいて、カオスを感じました。
伊豆半島のスタートは東側「あまんちゅ」から始まって最後は西側「ラブライブ」に終わってしまって、なんか変なツアーになってしまったなぁ…
ツアー終了。
走行距離は223キロ高度は4800m
とにかくペースが上がらない感じでした。
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帰りの新幹線もスマートEXで予約。
「時代遅れめ、俺はオンラインで乗る」
3分で予約そのままICカードをタッチするだけ。本気でオススメです。
新幹線出発まで時間があるので駅弁を買ってみた。今まで興味なかったが、
これまたアニメの話になるけど「シンカリオン」に影響された。
三島駅のあぶり焼き弁当を買ってみた。値が張るだけのことがありウマイ。
正直海の家で我慢して駅弁2種類食べるほうが有意義な気がした。
今回初めての静岡県におけるサイクリングツアーを実施した。
ついでにアニメ「あまんちゅ」のロケ地を一部巡りも兼ねて、海のすばらしさを感じるとることができた。
写真を取れてないが、西も東もよく見るとダイビングをするための施設がたくさんあったり空気ボンベを軽トラックに満積していた。
どこに行っても漁村と温泉街があって時間とお金があるならいくらでも楽しめる半島であることは間違いないだろう。
東は関東のリゾート地のような、西側は自然がいっぱいの面白い半島だった。
これまでのキャンピングノウハウ、ロングの走り方、パワーの分配度合い、
そして走り込みの成果は思った以上に筋肉は疲労していなくて十分だといえる。
ただ不安な要素として右アキレス腱の違和感。
いつまで残るのだろうか?無意識なうちは右脚にパワーが偏っているのか?
もしかしたらパワーメーターの導入が必要なのかもしれない。
おわり